オートバイとスポルティーフと模型道楽2

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カテゴリ: カワサキW1SA

クランクケース



クランクケースとヘッドを第2回ウエットブラストに出した。今回は前回と違うショップである。

20,000キロ走行のケースだが、結構スラッジが溜まっているなあ。腰下は40,000キロくらいが目安と思うけれど、フルレストアなので、どうせならやってしまえ!ということでやることにした。何事も勉強勉強。

さて、クランクケースの分割は名人がして下さった。本当は教わりながら自分でやろうと思っていたのだが、名人がどらどらという感じでサッサとしてしまった。時間にして15分位だったか。

W1のクランクケースは油圧プレスを使ってケースからクランクを抜くと思っていたのだが、名人はセパレーターで左ケースを割って、右ケースは自作のセパレーターで分割した。目からうろこでした。名人も昔は油圧プレスでやっていたのだが、抜けてくるクランクの重さに閉口していたそうだ。(重いしねえ。)それでやり方を変えたそうだ。

左ケースは一般のセパレーターでも出来そうだが、右ケースは一般のユーザーには無理だ。それが残念だけど、プレスを使う抜き方よりもクランクに与えるダメージは少ないと思う。

プレス使って、ガタンゴトンとクランクが落ちるのは嫌だよね。W1のクランクはそれがあの乗り味の元だけど、重いよねえ。

うちのSAのケースとクランクは上・中・下の上とのことで一安心。

W1のケースはアルミの鋳物だけど、鋳物とベアリング受けにガタが出やすいそうだ。ガタガタのもあるし、ベアリングと受けのクリアランスがスカスカになってベアリングがスコンと落ちてくるものもあるそうだ。

ダメダメケースではいくら腰上やっても、クランク芯だししてもダメダメとのこと。2ストもケースは結構うるさいけど、4ストもケースは重要ちゅうことだ。

また、カムギヤーやプライマリギヤーとかそのエンジンのものを使うのが良いとのことだ。他車の流用でYカバーとのクリアランスが狂って、Yカバーと干渉することがあるとのこと。

数をこなしている名人ならではだなあ。感謝感謝。



2つのヘッド




第一回ウエットブラストから帰ってきたヘッドにひび割れが!

アルゴン溶接で修正すると25,000円だって!ウエット途中で知らせてくれればいいのに。全然気が付かんかった。トホホ。

それならばとオクでヘッドをゲットした。

名人によるとゲットしたヘッドはW1Sの前期型だそうだ。バルブ8ミリなのは知っていたが、前期型にはインテークマニホールドの連結負圧パイプはないそうだ。このヘッドは後から連結パイプ穴を開けた、前期型改造ヘッドだった。買った相手は何度か話したことのある結構近所のおじさんだった。W1SAとCB750K0を持っていて、おまけに弟さんはカワサキフリークで、マッハとかなんやかんや何台もあるのだ。

ヘッドはガイド打ち換え、シートカット、バルブ交換、スプリング中古良品使用で新同に近くなる予定。

バルブも20,000キロ走行くらいで偏磨耗するもんだ。

いやあ、勉強になるなあ。



のんびりレストア




W1SAのレストアは、程度中の上の不動車を買ってバラバラにしてから2年9ヶ月も経ってしまった。のんびりやっているので、なかなか進まない。

現在はフレーム(カ○ーさんのところでパウダーコート)、再メッキ(kjさんに紹介された福○メッキ工業さん)、バフは根○さんのところで鏡面仕上げ、第一回ウエットブラストが終了しているところ。

昨年12月にようやくミッションが完成。ミッション・シフトフォーク関係は洗浄、ベアリング交換、ケースはウエットブラスト。一本スタッドボルトが欠落していたり、キックスプリングの折れ、チェンジレバーの組立てミス等あった。

途中、名人に見てもらっていろいろ教えてもらいながら完成。(チェンジレバーの組立てミスなんて河っちだけなら分からんかったぞ!)


30年くらい前にW3をレストアしたときは、ミッションをいじらなかったので、結構おもしろかった。

最近のレストア環境は抜群ですな。モリヒデオートさんやオークションのおかげでパーツの入手も簡単だし。(昔は東単へ買いに行ったっけ。当時すでに欠品が結構あった。)解らないところはネットで結構調べられる。後は手を動かすだけだ。でも寒いので億劫。

まあのんびりとやってゆこう!

W1SAを楽しんでいるkjさんのサイトです!
http://www.geocities.co.jp/kjslabo/



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