クランクケース
- 2009/01/18
- 17:30
クランクケースとヘッドを第2回ウエットブラストに出した。今回は前回と違うショップである。
20,000キロ走行のケースだが、結構スラッジが溜まっているなあ。腰下は40,000キロくらいが目安と思うけれど、フルレストアなので、どうせならやってしまえ!ということでやることにした。何事も勉強勉強。
さて、クランクケースの分割は名人がして下さった。本当は教わりながら自分でやろうと思っていたのだが、名人がどらどらという感じでサッサとしてしまった。時間にして15分位だったか。
W1のクランクケースは油圧プレスを使ってケースからクランクを抜くと思っていたのだが、名人はセパレーターで左ケースを割って、右ケースは自作のセパレーターで分割した。目からうろこでした。名人も昔は油圧プレスでやっていたのだが、抜けてくるクランクの重さに閉口していたそうだ。(重いしねえ。)それでやり方を変えたそうだ。
左ケースは一般のセパレーターでも出来そうだが、右ケースは一般のユーザーには無理だ。それが残念だけど、プレスを使う抜き方よりもクランクに与えるダメージは少ないと思う。
プレス使って、ガタンゴトンとクランクが落ちるのは嫌だよね。W1のクランクはそれがあの乗り味の元だけど、重いよねえ。
うちのSAのケースとクランクは上・中・下の上とのことで一安心。
W1のケースはアルミの鋳物だけど、鋳物とベアリング受けにガタが出やすいそうだ。ガタガタのもあるし、ベアリングと受けのクリアランスがスカスカになってベアリングがスコンと落ちてくるものもあるそうだ。
ダメダメケースではいくら腰上やっても、クランク芯だししてもダメダメとのこと。2ストもケースは結構うるさいけど、4ストもケースは重要ちゅうことだ。
また、カムギヤーやプライマリギヤーとかそのエンジンのものを使うのが良いとのことだ。他車の流用でYカバーとのクリアランスが狂って、Yカバーと干渉することがあるとのこと。
数をこなしている名人ならではだなあ。感謝感謝。