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昔話をするほど年老いちゃいない
 
何時だって今に生きているつもりさ
 
ノスタルジック?
 
冗談じゃ無ぇ
 
過ぎ去った昔の想い出話なんて糞くらえだ
 
今が最高なのさ 
 
何時だって
 
 
 
 
 
昔の相棒の写真を見つけた
 
古いメモリースティックに保存されていた
 
-SUZUKI GSX1300R 隼-
 
DOHC水冷インラインフォア
 
アルティメット-究極-
 
と形容されたSUZUKIのフラッグシップである
 
 
 
古いモーターサイクルやオフロードバイクにずっと乗って来た
 
この手のオートバイに乗る機会はもう無いかも知れない
 
そう思って手に入れた
 
 
 
右手の一捻りで異次元の世界だ
 
圧倒的な加速感とスピード
 
血がたぎった
 
カウリングの中に身を隠し
 
風切り音と唸るエンジン
 
焦げ臭い臭い
 
 
-ワープ-
 
 
一瞬で日常から非日常の世界へ
 
 
 
九十九折れのワインディングロードを
 
大きな車体が軽やかにリーンする
 
車体剛性
 
ロードホールディング
 
サス
 
ストッピングパワーも申し分ない
 
何と云う高性能
 
正直舌を巻いた
 
 
 
*50~60㎞では欠伸がでた
 
気合が入り始めるのは*00㎞オーバーからだ
 
そうさ
 
何時もハイウィのハイスピードの中に居た
 
 
 
が・・・
 
興奮の波が引き始め
 
冷静になってくると
 
こんな高性能が今の日本に必要なのか?
 
そんな思いが首をもたげてきた
 
 
 
あまりにも性能が良すぎて
 
面白くない・・・
 
絶対的なスピードの中に居て
 
それが何になるのだろうか・・・
 
スピードの魔力から
 
目が覚めた
 
 
 
オートバイで急加速
 
ハイスピードの夢
 
目が覚めると
 
夢精していた
 
若い頃はそんなことも
 
スピードは性的興奮を伴うものなのだろう
 
 
 
スピードの夢から覚めて
 
結局1年ほどで手放した
 
国産車の頂点はこんな感じなんだ
 
納得したのである
 
 
 
オートバイは何時もそばに居た
 
実人生の様々な場面
 
喜怒哀楽
 
その全てを知っている
 
 
 
オートバイは
 
官能的で
 
美しく
 
奥深く
 
厳しくて
 
でも、暖かい
 
とても人間臭い乗り物なのさ
 
 
 
 
 
なんだよ
 
昔話はしねぇなんて云いながら
 
結局昔話じゃねぇか
 
 
 
えっ!?
 
今は自転車だって!?
 
自転車の方が旅情がある?
 
おいおい
 
ふざけたこたぁ云うんじゃねぇよ
 
おめぇ、丸くなるには早すぎるんじゃねぇのか!?
 
自転車が300㎞出んのかよ?
 
怒涛の鬼加速すんのかよ?
 
オートバイはよぉ
 
魂燃やして乗るもんよ
 
 
 
俺はやっぱりオートバイ乗りなのさ
 
 
 
こころの奥底で
 
ライダーの自分が嘯いた
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 湾岸MIDNIGHTで「悪魔のZ」見たらちょっと火が着いちゃった~
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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