25日金曜日午後、介護付有料老人ホームを2軒見学して来ました
共に実家から車で5分ほどの場所です


1軒目は掛かり付の病院に併設されている施設でしたが夜間に看護師は不在となり
病院も医師が居たり居なかったりとのこと。
部屋がちょっと暗めで窓の外はコンクリートの壁でちょっとなぁ・・・でした


2軒目は24時間看護師が駐在している施設で高台にあるので明るめ。
部屋の外は人家ですが1軒目よりも良い印象
こちらで進むことになりそうです。




母が入院している病院と施設の間にコーディネーター(Tさん)が介在することに。
今やそんな業者が多数営業しているんですねぇ。
病院と施設の間を取り持ってくださるのですが
Tさんより母の病院での状況を知らされました。



やはり、母は認知症が進行しているので
尿バルーンのチューブを外してしまうそーなんです。
何度云っても聞かないため身体の抑制(平たく云えば身体拘束)されているとのこと



ミトンで指が使えないようにされ
つなぎ服でチューブが外されないようにされているようです
抑制はやむを得ず行われますが聞いたときは心が痛みました。
高齢になってまで不自由な思いをするとは・・・
寄り添ってあげたいけど面会すら出来ない・・・
と何とも云えない気持ちになりました
結局は母の治療(と看護師の手間)のためなのですが・・・。



施設では基本的に抑制(拘束)は出来ないそうで
(病院では行われる頻度が高いみたいですが)
(いろいろと事件もありましたっけ・・・)
そうなると介護の手間が増えるため
施設が受け入れるか受け入れないかはまだ分かりません
また、基本的に出来ないだけで条件が許せば行われるよーです。



最近、介護ブログもよく見るよーになったのですが
施設側の本音も聞けて、そうだよなぁ・・・とも思います。
自分にとっては唯一の母ですが
施設にとっては何十人の中の一人に過ぎません。
介護士一人で何人も面倒をみるので子が親を扱うようには出来ないし
施設では介護保険法を適用した介護を行うのであって
そのような(子が親を思うような)介護を求めるなら介護人を雇うなりするべきでは・・・云々。
介護士のハードさと低賃金
要求されることの高さに辟易してる方も散見されますね。
文句があるならおまえが面倒みろよ!金出せよ!的な感じかな
施設に預けるにはある意味で諦めも必要です・・・との指摘も



さらに施設に入所するには経済力も必要となりますよね。
うちの場合は何とか出来そうですがけっして安くはないです。
費用の掛からない特別養護老人ホームは何百人も待機待ちがあり
実質的に入るのは無理と思われます。
QOLも経済次第と云うリアルな現実があります。



出来たら実家で介護して看取ってあげたいのですが
今の状態では支えきれず疲弊して往くのは目に見えてます
仕事をしながら24時間の見守りは出来ないだろうと思うのです。
バルーン管理は看護師の仕事のよーですし。

・・・とは云え、本当にこれで良いのだろうか?
・・・姥捨山のよーなことなのでは?
との自問も湧いてくるのです。
そんなことは全然ありませんよ・・・と云う意見もよく聞きますが
スパッとは割り切れないものがあるのも確かなのです。



今の日本では経済力がなければ自宅で介護せざるを得ず
核家族化の進んだ現代では親戚同士で助け合うことも出来ず
介護疲れ、介護鬱、挙句に介護殺人・・・
と大変な思いをすることになり易いのかも知れません。
そんな話は日常的に起きてますよね。



河っちはそこそこ齢を重ねているのでそれなりに修羅場は経験してきましたが
介護生活はある意味でやっぱり修羅場なんですよね




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